10月19日

Scientific Reportsに投稿していた論文がjounalのscope外ということでrejectされて返ってきた。まあ分野の境界に位置する研究なのでrejectされたこと自体はいい。ただレスポンスが遅すぎる。まずquality control(原稿のスタイルが所定の条件を満たしているか)に10日間ほど。そしてエディターに回り、4、5日間。トータル2週間ってどういうこっちゃ。細かい投稿規定なんて、明らかにダメな原稿だけはじいて細かいことはアクセプトした後チェックすればいいのに…

まあそんなことを言っていても仕方ないので即、別のOA誌に再投稿した。

 

 

先週末にかねてから進めている共同研究の打ち合わせがあり、論文の骨子について大枠合意に至った。なのでこれからはそれに必要な結果を整理しつつ出力する、という作業である。モデルはできているとはいえ、いくつもあるパラメータ範囲を一定の妥当性の下で絞り込んだり、色々な新しい境界条件でシミュレーションしたりと、やることは多い。加えて科研費の書類も今週中に仕上げないといけないのでかなりシビアである。本当は今日大部分を片付けたかったのだが前述の再投稿のせいで半分くらいしか終了していない。。

 

 

 

 

共同研究

今日は共同研究者の方とスカイプで情報共有と今後の方針の相談をした。加えて、別の研究のシミュレーションを修正。とりあえず微修正でやりたかったことは実現できそうだということに気づき、計算をし直している。残りの時間は科研費の書類に書く研究計画を詰めるため、関連しそうな論文を片っ端から集めている。とりあえず全部Mendeleyに突っ込んで、明日以降iPadで読む。

 

明日から研究室のゼミが再開する。

 

 

失敗は成功のもと

先日微妙に変えたシミュレーション、結局元のほうが良いという結論に至った。粒子の排除体積を変更した結果、渋滞していない領域で実験結果よりも流量が高く出てしまうことが分かった。

少なくとも、これをやるとうまく行かないという知見を得たのはすこし前進ではある。元のモデルのパラメータ領域をもう少し詳細に調べて行こうと思う。

 

また先日整理した共同研究、何故だかわからないが、今日複数個所からまとめて連絡が来た。とりあえず今週打ち合わせが入ったのでそれのための資料作りのようなことをしていく予定である。

 

 

パラレル

今やっている研究、やる予定の研究を整理した。

 

最近は色々共同研究という形でやっていて、自分以外に投げているものが多く「あれ今どうなってたっけ」というのが良くわからなくなる。

 

まだそれらの大多数は作業が本格化してはいないが、今後同時並行で進めることになれば頭を即座に切り替えて一気に集中力をトップスピードまでもっていけないと効率が落ちてしまう気がする。

 

ここ数日は、とある研究でやっているモデルを簡略化したモデルについて理論ができないか考えていて、割とセンスよさげなMappingができないか検討している。これがうまく行けばそれなりに良い研究になりそうで楽しみである。

 

 

試行錯誤

 先日のシミュレーションに関しては色々試している。今回の修正では流れている粒子の排他体積が事実上小さくなるような変更を行ったため、全体的に流れが増え、パラメータの変動に対する振る舞いは大きくは変わらない、という結果が出ているようだ。

今後は仮定したパラメータをおかしくない範囲で振って、現実の振る舞いとどこまで近くなるかを試す、という作業をすることになる。

 

 結局、先日投稿した論文は残念ながらエディターキックを食らい、オープンアクセスジャーナルに投稿することにした。実力至らずという感じではあるが、面白い結果ではあるので多くの人に読んでもらえるよう売り込んでいきたい。オープンアクセスジャーナルは最近流行りだが(査読したことはあるけど)出したことはないのでどういう感じでプロセスが進むのか楽しみではある。

 

とりあえず手持ちの研究は捌けてきたので、ネットワーク&流れ関係で新しい研究を始める。どの辺りにフォーカスするかは今後のサーベイなどを元に考えたい。科研費の書類もあるので丁度良い、という感じだ。

 

 

 

 

最初のほうで仮に設定した条件は意外に忘れやすい

少し前から、とある生物系のモデルを作っている。ここのところは別の論文にかかりっきりになっていたので久しぶりに戻ってきた。モデルの出来としては既にまあまあなところまでは仕上がっていて、もう少し手入れすれば物凄く良くなったりしないかなあと試行錯誤している段階である。

 よくモデルを作るときに、別にどういう風に設定してもいいのだけど、とりあえずこんな風にしておくか、という仮置きの状態でとりあえず作ってしまうことがある。こういうことをした場合、明示的に「ここは後で何か結果がおかしかった時に変えられますよ」とメモしておくことが重要である。私の場合、色々とパラメータを変えて結果を出力したり、様々な量を調べたりといったことをしていると、熱中してしまい、ついそれを忘れがちになる。そもそもモデルの時点で変更する余地があるということを常に意識しておくとハマる前に抜け出せる場合があるので要注意である。

 今回はその修正点を実装し、シミュレーションを回し直す、という作業を行った。結果はそのうちでると思う。今回の場合、対象とする実際の”粒子”の間の相互作用の距離がどうなっているかがざっくりとしかわからないのでそこを変更したわけである。

 

 

午前中はとある研究集会を聴講してきた。自分の研究にそのままダイレクトに関係する話ではなかったが、アイディアのレベルはで何かの役に立った気がする。。。

 

午後は研究室に戻り、査読。前arXivに上がっていて「へー彼らこんな論文出したんだ」とおもった論文が回ってきた。内容が思ったより数理的に重いので、どこまでツッコんで査読するかが悩ましい。少なくとも1日や2日で返す(普段大体の場合そうしている)のはやめて考えようと思う。

 

夕方からは冒頭に述べたプログラムの書き換えを行っていた。結構ややこしい書き方をしてしまっていたので、思い出しながら解読し、傷口が最小になるように該当部分を変更。

 

週末なので帰ってゆっくりしよう…

 

 

学振PDでも若手Bなどの科研費に応募できるらしい

考えがある程度まとまったものからブログ記事にしていこうかと考えていたが、それでは大分間が空いてしまうし、日常の研究の記録的なこともしたくなってきたので大して面白くない内容でもバンバン書くことにした。というわけで今日やったこと。

 

1)まず1番誰かのに役立つと思われることから。来年度の科研費の申請をした。科研費とはかなり大雑把にいうと国からもらえる研究費のことで、大体このくらいの時期に「私は来年からこれこれこういう研究をするので、このくらいお金をください」という申請をする。もちろんどれくらいの予算規模か等によっていくつかの種類があり、申請が通るかどうかの難易度も様々である。さて、現在私の身分は学振特別研究員という大学からすると居候的な存在である。教員でもないし、大学から給与を得ているわけでもない。これとどれほど関係するのかはわからないが、数年前までこの身分だと科研費に応募できないという制約があった。特別研究員採用期間中では、それ専用の科研費が年間100万ほど割り当てられるので他の科研費に応募する必要はないのだが、問題は最終年度である。来年度から他の所属に変わるということは、今その時のための科研費に応募しなければならないが、それが禁じられていると非常に困る。恐らくこうした事情から、条件が緩和されたのである。

 やり方は大学や部局によって異なるだろうが、いずれにしても科研費の担当をしている事務の方にコンタクトをとることになると思われる。手続きとしては、居候の特別研究員に研究者番号(科研費に応募するのに必要なもの)を割り当てる申請をまず行う。これが通れば(余程のことがなければ普通に通るものだと理解している)通常と同じように科研費の申請ができるそうだ。

 来年度から違う大学で働くことになったらどうなるのか?それは心配せずとも大丈夫で、新しい大学に移管する手続きを行うことができるらしい。

 

 というわけでこれから3週間くらいで研究計画を準備しないといけない。

 

2)某学会の入会届を出しに行った。現金書留で入会金を支払う必要があるらしく少し面倒である。

 

3)先日、軽い研究の雑談から共同研究になった話があり、その方針などについて共同研究者と幾つかメールでやり取り。最終結果はまだ何も出てないけど、それなりにわかりやすくていい結果が出そうではある。

 

4)数日前にエディターキックを食らった論文を他の雑誌に投稿するべく、細かいところの調整。カバーレターに書く情報や、いろいろなregulationが雑誌によってことなるのでただ単純に修正するだけといっても結構な仕事になる。結局夜の作業時間が全てこれに吸われたといっても過言ではない。

 

5)そういえば机を片付けた。研究室の机は結構大きいのでついコーヒーを淹れるための道具とか研究に直接使わないものを置いてしまう。ついでにもう使わないのに置きっぱなしにしていた論文なども整理し、大分すっきりした。

 

6)プールで泳ぐ、という習慣を再開した。(本当に再開できたかどうかは後の検証を待ちたい)やはり、定期的に体を動かさないと全身が凝る。以前は全く想像がつかなかったのだが、座りっぱなしだと上半身だけではなく脚も凝るらしい。

 

7)最近すこし考えるところあって読んでいる法哲学の本を少し進めた。