最初のほうで仮に設定した条件は意外に忘れやすい

少し前から、とある生物系のモデルを作っている。ここのところは別の論文にかかりっきりになっていたので久しぶりに戻ってきた。モデルの出来としては既にまあまあなところまでは仕上がっていて、もう少し手入れすれば物凄く良くなったりしないかなあと試行錯誤している段階である。

 よくモデルを作るときに、別にどういう風に設定してもいいのだけど、とりあえずこんな風にしておくか、という仮置きの状態でとりあえず作ってしまうことがある。こういうことをした場合、明示的に「ここは後で何か結果がおかしかった時に変えられますよ」とメモしておくことが重要である。私の場合、色々とパラメータを変えて結果を出力したり、様々な量を調べたりといったことをしていると、熱中してしまい、ついそれを忘れがちになる。そもそもモデルの時点で変更する余地があるということを常に意識しておくとハマる前に抜け出せる場合があるので要注意である。

 今回はその修正点を実装し、シミュレーションを回し直す、という作業を行った。結果はそのうちでると思う。今回の場合、対象とする実際の”粒子”の間の相互作用の距離がどうなっているかがざっくりとしかわからないのでそこを変更したわけである。

 

 

午前中はとある研究集会を聴講してきた。自分の研究にそのままダイレクトに関係する話ではなかったが、アイディアのレベルはで何かの役に立った気がする。。。

 

午後は研究室に戻り、査読。前arXivに上がっていて「へー彼らこんな論文出したんだ」とおもった論文が回ってきた。内容が思ったより数理的に重いので、どこまでツッコんで査読するかが悩ましい。少なくとも1日や2日で返す(普段大体の場合そうしている)のはやめて考えようと思う。

 

夕方からは冒頭に述べたプログラムの書き換えを行っていた。結構ややこしい書き方をしてしまっていたので、思い出しながら解読し、傷口が最小になるように該当部分を変更。

 

週末なので帰ってゆっくりしよう…